60歳以上の求人の応募はキャリアを活かす!おすすめ転職スタイル

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多様化する60歳以上の求人

1.60歳以上のシニア世代の雇用情勢

 総務省統計局が発表した「労働力調査」によると、平成24年度の高齢者の就業者数は595万人と、過去最多となっています。そして前年と比べると、24万人も就業者がアップしています。この背景には、高年齢者雇用安定法の改正があり、労働市場に60歳以上のシニア世代が占める割合も年々増加する傾向にあります。

 60歳以上のシニア世代の就業者を産業別に見てみると、「農業、林業」が101万人と最も多く、「卸売業、小売業」の96万人が続きます。平成24年度のシニア世代の就業者のうち、企業に雇用されている人も353万人おり、役員を除いた高齢雇用者が259万人いることがわかりました。この高齢雇用者のうし、非正規の職員や従業員として働いているのが179万人、正規の職員・従業員として働くひとも81万人います。

 こうした現状を見てみると、今後60歳以上の求人が増えることはあっても、減ることがない現実が浮き彫りになったのがわかります。定年後に再雇用がない企業に勤めていたとしても、高齢雇用者として求人を探すことができれば、健康なうちは現役で働き続けることができるのです。これは、シニア世代にとって、朗報といえるでしょう。

2.シニア世代が持っている強みとは?

 60歳以上の求人が増えているのは、長いキャリアを持ち、そこで培ってきた高い専門性が、企業にとって大きな魅力があるからです。これまでの日本の企業では、「自分より年長のひとは使いにくい」という、根拠のないイメージが先行していました。ですが、豊富な経験を持つシニア世代の雇用は、人的資源の有効活用という側面でも、企業がパワーを割けない事情がある若手の指導・育成という観点からも、企業にメリットが大きいのです。

 また、高齢雇用者の中で非正規雇用が占める割合が大きいことに象徴されるように、年金受給を待つシニア世代は、必ずしも正社員雇用しなくてよいため、人件費を抑えられるという、企業側にはありがたい面があるのです。60歳以上の求人内容がバラエティに富んでいるのは、シニアの知恵と経験を欲しがる企業と、給料の額がマストではなく、年金受給を視野に入れ、さまざまなワークスタイルを選べるシニア世代特有の事情がマッチしているからといえます。こうしたシニア世代ならではの強みを活かせば、プライベートの充実と仕事を両立できる求人を探すのも、難しくない時代を迎えつつあるのです。

3.企業がシニア世代に求めるものとは?

 企業がシニア世代に求めるものは、業界や会社の成長段階によって異なります。ベンチャー企業や新興企業のように、業績はアップしていても、経営や組織運営に課題を残している会社の場合、求められるのは管理経験です。財務計画や人材育成など、若い経営者が持たないスキルを、シニア世代は持っています。そうした足りない能力を補ってくれる人材を求めて、企業はシニア世代を採用するのです。

 一方、会社の成長が鈍化している企業では、企業の事業戦略の見直しや新規事業の立ち上げを計画するものですが、このときにも経験豊富なシニア世代の採用を進める傾向が強いです。目指す業態や事業内容での経験を持ち、人的ネットワークがあるシニア世代が持つノウハウが、リスクと離席確保までの時間、経費を圧縮してくれると考えられるためです。

 そこに、豊富なマネジメント経験が加われば、鬼に金棒です。シニア世代が持つ、さまざまなノウハウを後進に託せば、あなたのビジネスマン人生の集大成として、満足のいく成果につながるはずです。そうした企業ニーズがあることを認識し、自分が提供できる専門スキルやノウハウが何かを考えてみると、求人を探すうえでも有益だと思います。

4.シニア世代も転職サイトを活用しよう!

 現在、求人情報を手に入れるのに手っ取り早い方法は、転職サイトを活用することです。シニア世代に特化した転職サイトもありますので、一般的なサイトも含めて、複数に登録し、一つでも多くの求人情報を手にできる環境を整えておきましょう。また、60歳以上の求人の中には、ハイクラスやエグゼクティブなものもあります。そうした求人情報は、転職サイトより人材紹介会社に非公開求人や独占求人として寄せられることが多いので、登録しておくことをおすすめします。

 60歳以上の求人は、20代・30代を対象にしたものよりは数が少なくなりますが、転職サイトで検索してみると、予想以上に応募できる求人が多いことに驚かされるはずです。年収や勤務形態にこだわらなければ、60歳以上が活躍できるステージはたくさんあります。まずは転職サイトで、自分が興味を持てる求人を探してみることから始めましょう。

シニア世代にしかできない、求人の探し方

 年金受給が視野に入っているシニア世代であれば、収入ではなく、社会貢献や生きがいという観点で仕事探しをすることが可能です。少子高齢化が進み、ニートが増え続けるいまの日本では、労働力の確保という点からみても、シニア世代の活躍の場がますます広がることが予想されます。正社員としての雇用だけが、ワークスタイルのすべてではありません。非正規雇用であっても、企業の利益に貢献できる、あるいは人材の育成に寄与できるなど、意義のある仕事に就くことはできます。

 また、シニア世代を対象にしたクラウドサービスが充実し、在宅ワークの分野でも、需要が増え続けています。幅広く情報収集をすることで、あなたのライフスタイルに合った求人を探しやすい世の中がきたのです。

 特に、技術畑のシニア世代の専門スキルやノウハウ、知的財産や法務など、長年のビジネスマン経験で培った能力を、若手に継承することは、社会的にも意義があることです。行政の後押しもあり、シニア世代の人材紹介会社が増えています。ハローワークだけでなく、こうした民間企業が扱う求人にも目を通すことで、選択肢を広げることができるはずです。自分自身の人生を有意義なものにするために、新たなやりがいを見つけたいと考えているなら、積極的に転職活動を始めましょう。あなたを待っている職場が、きっと見つかるはずです。

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公開日:
最終更新日:2015/04/01